聲の形(こえのかたち)
「いじめ」の立場が変わることで見える痛みと人とのつながりに気づくマンガ
どんな内容の本?
好奇心旺盛で、どこか不器用な少年・将也と、耳の聴こえない少女・硝子。
子どもらしい無邪気さが、やがて将也から硝子への「いじめ」へと変わり、将也は「いじめる側」から「いじめられる側」へと立場を入れ替えることになります。
難しいテーマではありますが、マンガで描かれているので読みやすく、共感しながら読み進められます。
思春期の子どもたちが抱える、孤独・後悔・罪悪感など、どの子どもも経験するであろう、その複雑な感情が丁寧に描かれています。
登場人物それぞれが「自分の過去とどう向き合うか」を模索しながら成長していく姿に、読む側も自分の中の「誰かを傷つけた記憶」や「傷ついた記憶」と向き合わずにはいられません。
「いじめ」というテーマを越えて、人と関わることの痛みや希望、つながり直す勇気を静かに問いかける作品です。
どんな人におすすめ?
人との距離の難しさに悩む、思春期(小学校高学年頃~)の子どもや、子どもの人間関係や感情の揺れに寄り添いたい保護者の方、学校で「いじめ」や「関係性」を扱いたい先生方などにおすすめ。
読むたびに、立場や経験によって見える景色が変わります。中学生以上の子どもと一緒に読み、感じたことを話し合うきっかけにも。
「聲の形」には、小学校高学年以上向けに漢字すべてにフリガナもつけられた小説版(上下巻)もあります。お子さんにあった方を薦めてみてはいかがでしょうか。
マンガは全部で7巻。マンガと小説、お好きな方を読んでみて下さいね!
出版社からのコメント
お前なんかに出会わなきゃよかった。 もう一度、会いたい。
耳の聞こえる少年・石田将也(いしだしょうや)。 耳の聞こえない転校生・西宮硝子(にしみやしょうこ)。 ふたりは運命的な出会いをし、そして、将也は硝子をいじめた。 やがて、教室の犠牲者は硝子から将也へと移っていった。 幾年の時を経て、将也は、 もう一度、硝子に会わなければいけないと強く思うようになっていた。 週刊少年マガジン掲載時に、空前の大反響を巻き起こした衝撃作。
【作者・大今良時先生から】「点と点で生きている人たち。遠く、離れ離れの小島のように生きている人たちを描きたくて、この物語を描きました。みなさまに読んでいただければ、この上ない幸せです」
(講談社HPより抜粋)
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